アメリカに生活している、ごく普通の9歳の少女が、ある日突然に前世の記憶が蘇り、当時の生活を語りはじめました。驚いた両親はその話に基づいて調べたところ、すでに消滅した古代文明に辿り着きました。
アメリカのケーブルテレビ局LMNの番組で、少女が紹介されました。彼女の名前はアナで、父親のクリスはビジネスコンサルタント、母親のジリアンはオーガニックベーカリーを経営しています。
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アナは、自分がある古代文明で生活していたと主張しています。その文明は千年以上前に地震で海底に沈んだと言われています。さらに、アナは死者と会話ができるだけでなく、前世での日常生活についても鮮明に語ることができました。
ジリアンによると、アナは9歳のある朝、突然目を覚まして紙とペンを求めました。そして、前世で使っていたという言語を思い出し、紙に古代文字のような記号を次々と書き出しました。その記号の意味についても、彼女は詳しく説明していたそうです。
ジリアンは「あまりにも突然なことで本当に驚いた」と語っています。
クリスの話によると、アナが死の体験を語り始め、亡くなった人と交流できることも主張しました。そして古代の生活をはっきりと絵にしました。科学では説明がつかない現象にクリスは茫然としました。
アナが洞窟や簡易的な家、砂漠のような環境とそこで起きた出来事を詳しく描きました。「まるでかつて生活していた場所を歩きまわっているようだ」とクリスはその時の様子を語りました。
彼は、アナの絵が想像ではなく、そこで暮らしていた頃の日常生活を実際に見ているような、住んでいた住人の視点から描いたと紹介しました。
彼は、「アナの話を聞けば聞くほど、ある感情が込み上げてきて、まるで目の前で起きているかのように感じた」と言いました。
娘が語る内容は、子供の想像を遥かに超えているものでした。そのため、クリスは「こんな情報を一体どこから得たのだろう」と頭を抱えました。
クリスによれば、ある日アナは前世の村で起きた悲惨な地震について話してくれたそうです。地震が起きた時、地面が割れ始め、砂が沈み込み、屋根が崩れ落ちる中、村人たちは慌てて逃げ惑っていたという光景でした。
クリスは「アナが述べた地震の状況はとても詳しかった、まるで再び目の前に起きたようだ」と驚きを隠せませんでした。
アナはよく記憶を頼りに絵を描きました。それが前世に住んでいた島々だとクリスとジリアンは確信しています。
クリスは、「これは映像などや娘の想像から生まれたものではなく、実際に起きた出来事の記憶に基づいているのだと気付いた」と述べました。
夫婦は、アナの話を手掛かりに調べてみました。衝撃的なことに、2000年に科学者たちが「ヘラクレイオン」という古代文明を発見した記事を見つけました。
記事には、紀元前12世紀に遡り、古代エジプトにあるヘラクレイオンという港町が、地震によって海底に沈んだと記されていました。その様子を再現するイメージCG画像も添えられていました。
ジリアンは「アナの絵と全く同じ」と述べ、彼女は「前世の存在が証明された」と確信しました。
彼女は、「9歳になった子供の意識の中に別の人生が現れるなんて、想像もできない」と驚きを隠せません。
現在、アナは11歳になりました。彼女は「アースエンジェルズ」というこうした子供ばかりが集まったグループに参加しています。このグループのメンバーは、全員が前世の記憶を持つ子どもたちです。
アナは、「幼い頃から古代の町に住んでいた記憶があり、その時の日常生活や出来事を鮮明に覚えている」と語りました。
(翻訳編集 正道 勇)
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