いちごを食べる前にしっかり洗わなければなりません、傷みを最小限に抑えるために、最適な洗うタイミングはいつでしょうか? 水洗いだけでいいでしょうか? やはり酢水や重曹水に浸けるべきでしょうか? 野菜・果物用の洗剤を使っても大丈夫でしょうか? と悩む方も多いでしょう。
その理由はいちごは残留農薬が多い作物リストに載っていることが多いためです。とはいえ、市販のいちごは農薬の使用について厳しい規制があり、残留農薬についても定期的な検査が行われています。そのため、基準を守った農薬使用であれば、健康に影響を及ぼすレベルではありません。
また、市販いちごのパッケージは空気が通るように設計されており、鮮度を保つことができますが、輸送中にホコリなどが付着することもあります。それでも、衛生管理が徹底されており、二次汚染のリスクは比較的低いとされています。それでも、いちごを食べる前にはしっかりと洗うことが大切です。
いつ洗うべき?
食べる直前や使う直前に洗うのが理想的です。なぜなら、洗った後にどれだけしっかり乾かしても、表面に水分が残る可能性があります。わずかでも水分があればカビが生えてしまい、早い段階で傷んでしまいます。その結果、いちごの鮮度を保てる期間が縮んでしまいます。
水洗いの手順
収穫後または購入後3日以内に食べる予定であれば、水でさっと洗うだけで十分です。手順は以下のとおりです。
1.いちごをザルに入れて、水で数秒間すすぎ洗い、すべてのいちごにしっかり水が行き渡るようにしましょう。
2.水を止めて、ザルを軽く揺らして余分な水気を取り除き、清潔な布の上に置き、水分を軽く拭き取れば、召し上がれます。
酢水で鮮度を保つ洗い方
予め洗っておかなければならない場合や、少しでも長く鮮度を保ちたい時には、酢水に約20分間浸けることを専門家が推奨しています。いちごを酢水に浸けることで、カビや劣化を抑え、より長く鮮度を保つことが可能です。
1.いちごを酢と水(割合1:3)が入ったボウルに入れ、約20分間浸けます。
2.ザルに移し、水で丁寧にすすぎ洗います。

3.キッチンペーパーでいちごの水気を丁寧に拭き取るか、キッチンペーパーを敷いた容器に載せ、水分を切ります。
4.洗って乾かしたいちごをキッチンペーパーを敷いた容器にぶつからないように並べ、冷蔵庫で保存します。
5.食べる直前に、包丁でヘタを取り除きます。

重曹を使った洗い方
重曹水を使って、いちごをしっかり洗浄し、農薬や汚れを取る方法も効果的です。手順は次のとおりです。
1.大きめのボウルに水4カップに対して重曹小さじ1の割合で重曹水を作ります。
2.いちごを入れて、5分間ほど浸します。
3.ザルに移し、水で30秒ほどすすぎ洗いします。
専門家によると、重曹水に浸けたからといって保存期間が延びるわけではないとのことです。洗ったいちごは1~2日以内に食べることを推奨します。それ以上放置すると、いちごが過剰に柔らかくなり、傷んでしまう可能性があります。

塩水で洗う方法
いちごに虫がついていることはほとんどありませんが、万が一、汚れや気になる部分があれば、塩水を使って洗うことができます。
1.大さじ1杯の塩をぬるま湯が入ったボウルに入れ、完全に溶かします。
2.いちごを塩水に入れ、数分間浸します。
3.その後、水でしっかりすすぎ、キッチンペーパーで水気を拭き取れば完了です。
塩水での洗浄は、特に汚れを落としたいときや、気になる部分をしっかりと洗いたいときに効果的です。
水気の取り方
洗ったいちごは、できるだけ水気をとり、乾かしましょう。方法は簡単です。きれいなタオルの上にいちごを並べ、数分間そのまま置いておくだけです。こうすることで余分な水気をとり、劣化を防ぐことができます。

いちご洗いのポイント
- いちごを洗う前に、まず手をきれいに洗いましょう。手が清潔でないと、細菌が食べ物に移ってしまう可能性があります。
- カビが生えたり、傷んでいるいちごは食べないようにしましょう。傷んだものを食べると体調を崩す恐れがあります。
- 石鹸や洗剤は食材を洗う際には使わないようにしましょう。石鹸が残留すると、食べ物に影響を与える可能性があり、食中毒の原因になることがあります。
- いちごを洗った後は、水気を取るには必ず清潔なタオルを使いましょう。
(翻訳編集 正道 勇)
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