最近では、仕事や娯楽で長時間スクリーンを見ることが一般的になり、その結果、目の疲れが生じることが多くなりました。目の周りをマッサージすることで、血行を促進し、乾燥目や白内障の症状を和らげることができます。ただし、最良の結果を得るためには、正しい手法で行うことが重要です。
以前、白内障の患者さんが実践することで視力が大幅に改善された目のケア方法を紹介します。この記事では、そのルーティンの1分バージョンを紹介し、患者さんからよく寄せられる質問にお答えします。
目のくぼみマッサージ
手順
- 手を十分に洗います。
- 人差し指を使い、目のくぼみに沿って優しく押しながら、内側から外側へと動かします。指先は目のくぼみと眼球の間の隙間に軽く押し込むようにします。
- 下まぶたのくぼみを3〜5回、同じように内側から外側に向かって優しく押します。
- 上まぶたのくぼみでも同じ方法を繰り返します。
研究によると、白内障の患者はしばしば眼圧が高くなることがあり、これが目への血流を妨げる原因となっています。臨床的には、目に問題がある多くの人々は眼球が硬く、弾力性に欠けている傾向があることが観察されています。目のくぼみをマッサージすることで、エネルギーの流れを刺激し、目の周りの血行を改善でき、これらの症状の緩和と快適さを提供します。
まばたきエクササイズ
手順
- 目を3〜5秒間閉じます。
- 素早く目を開けます。
- この動作を3〜5回繰り返します。
このエクササイズは目をリラックスさせ、乾燥目の症状を効果的に緩和するのに役立ちます。
目を回すことは網膜に害を与えますか?
適度な目の動きは、目の周りの血行やエネルギーの流れを改善するのに役立ちます。ただし、目を過度に回すことは避けてください。
目のエクササイズの一環として、目を閉じたまま、時計回りに14回、次に反時計回りに14回、目を回します。もし目を回すのが不快に感じる場合は、このエクササイズを省略し、代わりにまばたきや目の周りのマッサージに集中してください。
白内障手術後に目のエクササイズを行ってもよいか?
白内障手術後にも目のエクササイズは行うことができます。白内障手術後は、自然の水晶体が人工のレンズに置き換えられますが、後嚢混濁(人工レンズを固定する膜が曇る現象)などの視力の問題を経験するかもしれません。手術を受けたかどうかに関係なく、目のエクササイズを行うことは、視力を保護し、維持するのに役立ちます。
緑内障患者はどのように目の健康を改善できますか?
臨床的に、緑内障患者は眼圧が高いか低いかに関わらず、しばしば頚椎の第一、第二、第三椎骨にズレや不快感を感じることを観察しています。この部分のズレは、頭部や目への血行や神経伝達を妨げる可能性があります。時間が経つと、目への血流が不足したり、神経の伝導が障害されることで、さまざまな目の状態に繋がります。
頚椎の問題を解決することで、目の痛みや不快感などの症状が大幅に軽減します。場合によっては、眼圧の安定にも役立つことがあります。
緑内障患者は、頚椎にこりや痛みがないか確認することをお勧めします。もし不快感が感じられる場合は、以前紹介した頚椎のセルフリハビリエクササイズを試してみてください。これらのエクササイズは、緑内障の悪化を防ぐのに役立つかもしれません。
(翻訳編集 山本 拓)
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