[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、サウジアラビアの石油施設への攻撃を受け、同国の防空・ミサイル防衛強化に向け米軍兵士を増派することを承認した。米国防総省が明らかにした。
同省は、増派は数千人ではなく控えめな規模になるとし、主に防衛的な措置だとしている。サウジとアラブ首長国連邦(UAE)への軍装備品の納入を加速する計画も明らかにした。
エスパー国防長官は、記者会見で「サウジからの要請を受け、大統領は米軍の派遣を承認した。防衛的な措置であり、防空・ミサイル防衛が中心になる」と説明した。
米国はサウジ施設への攻撃を巡り、イランを非難しているが、国防総省の発表を踏まえると、同国が直ちにイランに対する報復攻撃に出る可能性はなさそうだ。
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