[ワシントン 14日 ロイター] – 米小売店の客足は5月10日までの週に小幅増加した。また、中小企業の従業員の労働時間も増加した。ただ、直近の失業保険申請件数は引き続き高水準で、新型コロナウイルスの景気への影響は続いている。
携帯電話の位置情報から個人の動きを分析するUnacastとSafegraphが行った調査では、5月10日までの週で小売店の客足が増加した。
また、時間管理ソフトを開発するHomebaseによると、同社のソフトを使う約5万5000社(大半は飲食店)で従業員の仕事時間が増加した。事業を再開した企業と職場に復帰した人も増加した。
米労働省が14日発表した9日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は298万1000件と、前週の317万6000件(改定)から鈍化した。鈍化は6週連続。ただ予想の250万件は上回り、新型コロナの感染拡大による甚大な影響は継続している。
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