[ソウル 23日 ロイター] – 北朝鮮の動向を分析している米国を拠点とするシンクタンク、38ノースは、弾道ミサイルを運搬しているとみられる車両を北朝鮮の訓練場で確認したと明らかにした。10月10日の朝鮮労働党創建75周年の記念日にミサイルなどを披露するため、北朝鮮が準備を進めている可能性がある。
22日に撮影された衛星写真によると、平壌近郊の美林(ミリム)の訓練場でミサイルに関係しているとみられる車両が確認された。
解像度が十分でなく車両が何かをはっきりと特定することはできないが、規模や形から大型ミサイル用の輸送起立発射機(TEL)の可能性があるとしている。
車両は、北朝鮮が保有する大陸間弾道ミサイル(ICBM)のひとつを輸送するのに十分な大きさのようだと指摘している。何か別の目的のための車両の可能性もあるが、場所や状況を踏まえるとその可能性は低いとしている。
また、衛星写真では兵士と車両が訓練場で練習している様子も確認できるという。
38ノースは、最近の訓練は10月10日の朝鮮労働党創建75周年の記念日に大型軍事パレードが計画されていることを示唆していると指摘した。
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