[ナイロビ 11日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は11日、インド洋の島国セーシェルで新型コロナウイルス陽性と判定された3分の1超がワクチン接種を完了した人だったという報告を受け、状況を精査していると明らかにした。
セーシェルの保健省のデータのよると、先週1週間にコロナ検査で陽性が判明した37%がワクチン接種を完了している人だった。ただ、ワクチン接種を完了した感染者で死亡事例は確認されていないという。
WHOによると、現時点でセーシェルの人口の約60%が2回のワクチン接種を完了。うち57%が中国国有製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)製ワクチン、43%が英アストラゼネカ製ワクチンを接種した。
セーシェルの人口は10万人弱、1日当たりの新規感染者数も500人以下と比較的少ないものの、WHOは状況を注視しているとした。
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