「人権聖火」運動、上海に広がる=280人が連名公開状で声援

2008/03/27
更新: 2008/03/27

【大紀元日本3月27日】全世界でリレー進行中の「人権聖火」は中国大陸でも運動が広がり、上海には280人の民衆が声援に加わった。「同じ世界、同じ人権」を望み、天が人々に与える人権の理念が世界に広まることを願っている。

法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)が発起した「グローバル人権聖火リレー」は正式に中国大陸でその運動を展開することを発表した。上海の民衆はすでに「人権聖火」の伝達活動を始め、中国共産党(中共)に対して人権蹂躪と人権迫害の中止および五輪ボイコットを求める声がさらに上がった。

海外メディアによると、280人の上海民衆は公開状で、同じ世界、同じ人権を唱えた。「われわれは人権聖火運動が大陸で行われ、上海入りすることを歓迎した。その中で、人権聖火は明光、平和、正義、構成、博愛の象徴であり、汚職、公金着用、階級闘争を煽った悪人は地獄へ落ちると示した。

昨年6月、約800人の上海市民はインターネットで実名にて、上海人民が切実に呼びかける公開状「人権は要る、五輪は不要」を発表した。公開状では、2008年北京五輪の到来は、中国社会に幸福をもたらしておらず、反対に2006年以降今日までに底のない空前の人権災難をもたらしていると指摘した。

上海市民の中には自己の権利を求めるために、十数年間直訴したが、問題は一向に解決できずに、生きる権利さえ剥奪されたとした。直訴者らは、拷問、監禁、刑に処され、暴行による死亡、精神的に耐え切れなくなり死亡、冤罪による死亡、絶食に追い込まれ、飛び降り自殺、静脈切り自殺、家を離れ落ち着く場所がなくなった人などが含まれている。数十年来、彼らは種々の合法的公開救済ルートが切断され、直訴した際に政府と癒着した暴力団に暴力を振るわされたりし、タイムリーに救急救命が行われないなどを明らかにした。

上海市民は「人権聖火リレー」運動の趣旨、すなわち、人権を謳え、民主を提唱し、迫害に反対し、善良を尊ぶことに賛同する。「人権聖火」は中国に平和および自由をもたらすように、さまざまな手段で人権聖火リレーの宣伝活動を行う。

上海人民による「人権聖火リレー、上海入りを歓迎」の公開状は次の通り。

同じ世界、同じ人権。我々は、グローバル人権聖火リレー運動の中国大陸での展開を支持し、人権聖火の上海入りを歓迎する。

2008年の北京五輪聖火は、ギリシャのもっとも高い山の1つで聖なる山のオリンポス山は、ギリシャ神話の中では、神々の王であるゼウスはこの山に住んでいる。山の麓に住む住民はゼウスの神社を建てた。西暦2000年前から、神を祭る聖地だ。

西暦776年前に、全能の神・ゼウスを祭るために、第1回目のオリンピック開催期間では、ギリシャの各地で発生していた戦争を停止し、すべての怨恨や闘争は無くさなければならない。こうした五輪精神に基づいた五輪聖火、そして人権聖火は、今日では失われてしまった。

五輪は人類文明の産物で、有神論の産物である。我々は人権聖火の中国入り、上海入りにより、ゼウスの愛護を得て、神々は中国を見守る。

人権聖火は明光、平和、正義、構成、博愛の象徴であり、汚職、公金着用、階級闘争を煽った悪人は地獄へ落ちる。

注)合計280人の民衆が署名した。身の安全を考慮し、リストはまだ公開しない。

(翻訳/編集・余靜)