社会問題 監視アプリで学生監視

中国の大学で学生に「監視アプリ」のダウンロード義務付け?

2024/11/23
更新: 2024/11/23

近頃大学内で相次いだ社会報復事件や刀傷事件をうけ、中国の一部の学校では学生を監視するための「アプリ」の使用を学生に強制しようとしていることがわかった。

公式発表では25人死傷と報告されている大学内で起きた社会報復事件の後、事件発生地である江蘇省や一部地方では、事件再発防止のために学生に対する調査や厳格な監視が実施されている。この死傷者25人という数字は当局が真相を隠蔽していると指摘の声も多い。

江蘇省の大学に勤める情報筋の王さんはNTD新唐人テレビに対し、次のように明かした。

「自分のいる大学は無差別刀傷事件が起きた無錫市と近いため、学校の役人らは非常に神経質になっている。彼らは学生に対する24時間体制での監視を求めており、2週間以内に学生を監視するアプリを何が何でもつけると言っている」

「学生監視アプリでは顔認証、録音・録画、位置情報発信機能があり、学生の衣・食・住・移動のみならず、学生の言論やメンタル状況、両親の収入状況、家庭状況なども含め、360度にして死角なく監視し、居場所を特定できる」という。
 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!