中国の刑務所、女性に残酷な性的拷問

最近、中国官僚が相次ぎ海外で亡命した、彼らが提供した情報で、中国政府のゲシュタポ組織「610弁公室」が、残酷に法輪功愛好者を拷問する実情が明かされた。

 婦女の権益及び社会的地位の保障は、国家文明を判断する一つの基準。前中国国家主席・江沢民は、ある時に国営テレビで、1989年の天安門学生民主運動に参加した女子大生が労働教養中に性的暴行を受けたことについて、記者に質問され、「暴徒だから、当たり前の処罰だ」と答えた。

 「法輪功人権報告」によると、全国の労働教養所に監禁されている数十万人の女性法輪功愛好者が受けた残酷な性的拷問の内容は、ほとんどの人は、▽裸にされる(長期的なケースも)▽生理時のナプキンの使用禁止▽胸または陰部に殴る蹴るの暴行▽警官によるレイプまたは集団レイプ▽外陰部をスタンガンで長時間電撃▽硬いブラシを性器に挿入し、乱暴にこする▽裸にされ、男性囚人と同室させるなどである。

 ある刑務所から脱出した女性法輪功愛好者は「労働教養所の残酷さ、人間の想像の域を超えている」と語った。

 「全世界法輪功学習者を救う会」の資料によると、妊娠中の法輪功愛好者は、ほとんどが妊娠中絶を強要された。以下はその実例である。

 蘭州大学歴史専攻博士・王紅梅さんは、2001年6月7日に逮捕され、蘭州市桃樹坪労働教養所に監禁された。妊娠中の彼女は、警察に強制中絶させられた。

 遼寧省本渓の譚亜嬌さんは、妊娠中に東明派出所に監禁され、不当逮捕に抗議するため、食事を拒否した。警察は彼女の手足を鉄の輪で固定し、流動食を流し込むための汚い管を無理やりに食道に差し込み、一週間以上にそのまま放置した、その間警官・張晋娟の指令でひどい暴力を受けた。ある日、拷問の最中で子宮から大量に出血し、お腹の赤ちゃんが流産した。

 去年9月、河南省淮陽県魯台郷の女性法輪功愛好者・王貴金さんが妊娠9カ月の時、「610弁公室」と「淮陽県計画生育委員会」(電話番号:86-394-2687775)に強制的に赤ちゃんを流産させられた。大紀元記者・周新の追跡取材で、「淮陽県計画生育委員会」の担当者は「これは、国家政策である」と答えた。

 残酷な性的拷問を受けたのは、法輪功愛好者だけではなかった。上海の毛恒鳳さんは、中国政府の「一人っ子政策」に違反したため、刑務所に投獄され、警察は彼女をベッドに固定し、手足をベルトで縛りつけ、「大」の字のように、各方向に力いっぱい引っ張る、その拷問が3日間も続いたと、ラジオ自由アジアが報道した。

 今年の3月8日の「国際婦人デー」で、ドイツとフランス在住の法輪功愛好者・熊偉さんと陳穎さんは、ストラスブール欧州議会のメディアセンターで、中国労働教養所の女性迫害を暴露した。

 国際救援で、ドイツに救出された熊偉さんは、中国北京女子労働教養所に監禁されたときの体験を語った。生理中にも、トイレとナプキンの使用を禁止され、抗議すると、手錠を掛けられ、「お前の指を一本一本折って、頭から沸騰するお湯を浴びせ、茹でてやる」と警察に脅迫された、ある19歳の女子大生は、警察の指示で、8人の囚人から暴力を受け、裸にされ、靴下とパンティを口に押し込まれ、硬い靴で彼女の下半身を蹴りまくられた。約20日後に対面したときには、女子大生の精神状態はおかしくなっていた。

 陳穎さんは、労働教養所で、裸にされ、長時間しゃがむよう命じられ、冷たい水を浴びせられた。警官の命令で5、6人の麻薬中毒者と売春婦から暴行を受け、抗議すると、窓に手錠で縛り付けられ、薬物を強制注射された。薬物が注入される瞬間、心臓と血管が引き裂かれるような激痛が走った。左半身は、痙攣状態を起こし、記憶力も喪失した、と生々しい残酷な体験を語った。

(記者・金珊)

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