中央書記処内の対立で人事異動

【大紀元日本9月15日】中共中央政治局常務委員会はこのほど、中共中央書記処内での、中央宣伝部(中宣部)の劉雲山部長と中央組織部(中組部)の賀国強部長の対立に対応し、呉官正政治局常務委員を配転して二人の権力を代行させることで決定した。香港誌「争鳴」2005年9月号が伝えた。

7月1日の建党記念節の会議上、劉氏は、賀氏の書記処内での派閥活動と福建省長時代などの収賄汚職について指摘した。これに対し賀氏は劉氏に対し、内モンゴル自治区青年団委員会書記の在職中に不純異性交遊があったと指摘した。

7月下旬から8月5日にかけて、同処は建党組織会議を進めていたが、中央書記処の責任者である曾慶紅・国家副主席が激務で倒れ河北に療養に退き、後を王剛氏と徐才厚氏に託した。

中共常務委員会代表・呉邦国氏は同処に次のように宣布した。呉官正氏を同処業務につかせ、曾不在時には、呉氏が同処内の管理を代行する。曾氏出処中には、劉、賀の両氏が処内の決定を代行管理する。同処が下達する通知書には、必ず中央書記処のメンバーがチェックし、曾氏が署名発行する。曾不在時には、呉氏が代行して署名発行する。

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