エネルギー大量消費国の中国、熱帯雨林までも

【大紀元日本10月24日】環境保護団体『グリーン・ピース』の19日発表によると、現在最も熱帯雨林を破壊しているのは中国であり、熱帯雨林で伐採された原木の50パーセントが中国に送られているという。さらに、ロンドンに本部を置く国際環境団体『アース・ウォッチ』の二年に渡る調査によると、中国は急激な木材需要の為にミャンマーから雲南省への原木の密輸が年間4億米ドルにもなるという。自由時報が伝えた。

現在中国は、食料、エネルギー資源、鉄鋼等の工業原料の消費が原油を除き米国を凌いでおり、二酸化炭素の放出量も世界第一位である。

ワシントン地球政策研究所によると、もし中国が毎年8%の経済成長を達成し続けると2031年には米国と国民平均所得が同等となり、地球上の穀物の3分の2を消費するようになり、原油は毎日9,900万バレル消費するようになる。しかしながら、現在世界の原油日産高は8,400万バレルでしかない。

さらに、米国のように中国人4分の3が自動車を保有すると11億台となり、耕作地を道路にしなくてはならない。中国環境保全局長・藩岳氏によると、「地球上の環境汚染都市ワースト10の内、中国の都市が5つ入っている。中国の3分の1で酸性雨が降っており、河川の二割近くが使えない状態」という。

中国は2031年には人口30億に達し、ガソリンを使うモータリゼーション社会は成立しないようだ。

(記者・魏国金)
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