3000万通の中共脱党メールを妨害、脱退ブームにパニックの上層部 

【大紀元日本11月3日】今年半ばに開催された中共のある高層秘密会議で中国公安部・劉京副部長による発言を記録した秘密文書がこのほど、リークされた。文書によると、劉副部長は中国国内において大紀元社説「九評共産党」の流布を認めており、「九評共産党」が「我が党の歴史を披露し、「党の執政」、「党の指導地位」、または「党のイデオロギー」などの合法性が試練に立たされていると認めた。

この会議は、各省から一人しか参加できない極めて高レベルの秘密会議。会議で劉副部長は、旧ソ連と東ヨーロッパの激変、グルジア、ウクライナ、キルギスタンなどで起きた「花革命」、「ベルベット」革命などを言及、共産体制崩壊に対する高度な警戒をすべきであるとした。また、海外と香港で大紀元時報社が行った、「脱党運動」への応援活動を詳細に分析し、海外の「六四記念」イベントと7月1日脱党パレードに大紀元が参加したことを挙げた。

さらに、「九評共産党」の中国国内での流布と、脱党運動の関連情報を封鎖する状況を紹介、昨年12月から今年5月末にかけて、関係部門が遮断したネット上の「九評共産党」のリンクへのクリック数は8000万回で、「九評」及び脱党関連内容の電子メールで妨害したものは、3000万通近くになる。 

北京、天津、遼寧省、上海、河南省、山東省、黒竜江、湖北省、広東省、四川省などの各大都市でも、「九評」の流布と脱党活動が発見されたという。ある省では、「九評」を知っている87人に対する調査で、半数以上の人が「九評」を肯定していることが分かったという。

(香港=呉雪児)
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