心痛、中国農民の生活=写真=
【大紀元日本12月24日】2004年に中国の作家夫婦が中国東部の穀倉地帯を取材して農民の実態を調査した「中国農民調査」(著・陳桂棣、春桃)は、発刊後二ヶ月で中国共産党宣伝部から発禁処分を受けた。その日本語版(訳・納村公子、椙田雅美)がこのほど文芸春秋社から刊行された。
同書によれば、3年間の取材で目にしたものは、税金や公金で農民を苦しめる「悪代官」のような地方官僚と、不正と圧政に耐えかね抗議する農民を暴行、殺害する、まさに鬼のような警察と公安の実態であったという。
全世界から注目を浴びた同書は、高級官僚から農民まで、すべて実名で記述しており、発刊後二ヶ月で発禁処分を受け「抹殺」されたが、その非人道的な事実は覆い隠すことはできない。
折しも、大紀元時報記者が命がけの潜入取材で明らかにした汕尾市虐殺事件でも、土地収用をめぐり農民が国策の名の下に虫けら同然の扱いを受けていることが暴露された。
ごく一部分だが、その農民の生活実態を写真で紹介しよう
塩の砂漠で羊を飼う
仕事を終え、帰路につく家族
腹さえふくれ、それにお金を少しもらえたら、どんな仕事でもするよ(涙)
早くしないと間に合わない!―いつ動き出すかわからない列車の下をくぐり抜ける
寒さの中で仕事を待つ西部の人たち
骨身を削って働く毎日
仕事現場で野宿する出稼ぎ労働者―目が覚めれば、また苦労の一日が始まる
。
関連記事

米国のトランプ大統領は、世界の「相互関税」を90日間停止したが、強硬な中共に対しては次々と追加措置を講じており、中国の一部商品には最大245%の関税が課されている。

4月22日、ロイターが入手した文書によると、中国共産党の党首がベトナムを訪問した直後、ベトナム商工省はアメリカやその他の貿易パートナーに対し「違法な貨物転送」の詐欺行為を厳しく取り締まるよう指示を出し、アメリカによるベトナムへの高関税措置を回避しようとしている。

イギリスの財務大臣レイチェル・リーブス氏は、低価格輸入品に適用される関税免税制度を精査し、国内市場における公正な競争を守る意向を示した。

ベトナムが米国から最新F-16戦闘機を大量購入へ。中共の脅威に備えた動きで、米越関係最大の防衛取引となる見込み。

スイスに本部を置く世界経済フォーラム(WEF)は22日、創設者のクラウス・シュワブ前会長(87)に対する内部告発を受けて調査を開始したと発表。