高弁護士の暗殺未遂、国際団体が非難

【大紀元日本1月25日】中国の胡錦濤国家主席に気功集団法輪功への弾圧を中止することを求める書簡を出した高智晟弁護士(41)が先日、北京で暗殺未遂に遭ったことを受け、アムネスティ・インタナショナルは当局を非難する声明を発表した。ラジオ自由アジア(RFA)が報道した。

アムネスティ・インタナショナルは声明の中で、高弁護士とその家族の身の安全に懸念を示し、「交通事故に見せかけられた暗殺は中共政権の関係部門の仕業だと高弁護士は考えている。中国政府は事件を調査し、高弁護士とご家族の安全を守るべきである。また、高弁護士が再び弁護士として活躍できるよう、弁護士免許を再発行してほしい」と述べた。

また、中国での宗教の自由を促進する「対華援助協会」(本部・米テキサス州)も当局の卑劣なやり方に抗議し、すでに国連人権委員会に報告書を提出し、中共政権に働きかけるよう国連に求めたという。

高弁護士はかつて、法輪功学習者を含む人権侵害を受けた人からの依頼を引き受けたことがある。2005年10月、胡錦濤国家主席と温家宝首相に公開書簡を出し、信仰をもつ人々に対する迫害を中止し、中国国民との関係を改善するよう呼びかけた。

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