中国民工、公衆トイレ使用不可!

【大紀元日本1月28日】「公衆トイレなのに、どうして使えないの?」建設作業員の丁永生氏は嘆く。丁氏が言う公衆トイレは、北京市内宣武門外大街崇光デパート東南100mの場所にあり、ここの公衆便所管理員は付近の民工(農村から都市へ仕事を求めてやって来た臨時労働者たち)に使わせない。公衆トイレが公のものでないのには二つの理由がある。一つには、公衆トイレが付近住民に有料で貸し出されており、往来の人が使えるようになっている。二つには、民工が衛生に気をつけない為に、付近住民が使用時不便を感じるからだ。このため、公衆トイレは、現地保健衛生当局によって民工の使用が禁止されている。

公衆トイレの本来の意味は、「用を足したい人が取り急ぎ駆け込む場所」であるはずだが、多くの地方では、民工に対する蔑視があり、「使用制限」が設けられ、公衆トイレの「公」が変質してしまっている。公衆トイレの民工使用禁止は、中国排他主義の典型だ。都市の多くで、「都会人」と「民工・地方出身出稼ぎ労働者」の二階級形成を歓迎。果たして、民工は中国の二等国民のなだろうか!?

中国都会人の生活、飲食、居住、サービスには、民工が多大な貢献をしているが、その報酬は微々たるもので、時に「給料不払い」もあるという。公衆トイレの大部分は民工によって建設されたのに、民工がそれを使用することができない。これが、中国社会構造が生み出した矛盾である。中共の提唱する社会主義建設とは何か、中国人が取り組むべき課題は山積みであり、目標にはまだまだ長い道程が必要なようである。

関連記事
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。
11月18日、アメリカとフィリピンは軍事情報共有協定を締結し、両国の防衛関係を強化して中国共産党の脅威に共同で […]
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選で中国と対戦。3-1で勝利したが、「アウ […]
中国サッカーが衰退する一因は、賭博を支配する官僚と警察の影響。胡力任氏によると、賭けが普及し、体制下での腐敗が進行中。