米政府:中共の送還要求拒否、新疆ウイグル族イスラム教徒捕虜釈放、アルバニアへ

【大紀元日本5月8日】北京が米国政府に中国送還を要求していた5人の新疆ウイグル族イスラム教徒について、アルバニア政府が5人の受け入れ計画で人道的配慮を示したことから、米国務省は5日、5人を解放し、アルバニアへ移住させたことを発表した。

5人は、キューバのグアンダラモ米軍基地刑務所に3年間近く監禁され、中共政府が送還を要求していたが、米政府は迫害にさらされる危険性があることから中国の要求を拒否していた。米国務省は、5人の釈放後の身辺の安全と人道的保護に尽力するとしている。

イラク戦争後、米軍は多くのテロ組織容疑者を逮捕した。その内、容疑者500~600人がキューバのグアンダラモ米軍基地刑務所に監禁された。米国および国際人権団体の努力で、容疑者達に対して調査が行われ、次第にテロや危険性のない容疑者を釈放するようになった。新彊ウイグル族の同5人は数ヶ月前に、非テロ分子として認められた。中共当局は数度にわたり、彼らを中国へ送還するよう求めたが、米政府は彼らが中国へ送還すれば、中共政府に迫害される恐れがあるため、安全な場所が見つかるまで刑務所に留めたという。

米国務省は、同5人は「敵側の戦闘兵士」と見なさず、釈放することにしたという。また、米国務省は、アルバニア政府より提出された移住計画は、ウイグル族イスラム教徒に対して、人道的配慮を示されたことを強調した。

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