WHO:鳥インフルエンザ、人から人への感染を警告
【大紀元日本5月26日】世界保健機関(WHO)は23日、鳥インフルエンザが人から人へ感染した可能性があると警告した。WHOによると、インドネシアの北スマトラ州カロ県クブシンベレン村で、鳥インフルエンザに感染した一家8人の内、7人が死亡した件について、初めに発症した女性が鳥インフルエンザに感染した鶏と接触し、のち、家族全員に感染したと推測している。WHOは、今回の感染範囲は家族の中に限られているとし、家族以外の人への感染はなかったことを強調した。
WHOのスポークスマンは、「死亡した家族は、動物・家禽による感染の徴候がないため、今回の件は人から人への感染とする見方もある」と慎重な態度を示した。
一方、専門家は、同鳥インフルエンザ・ウイルスを分析した結果、ウイルス遺伝子が変異していないことから、WHOの警戒の呼び掛けは必要ないとの見方を示している。
今回の人から人への直接感染は、インドネシアで初めてのケースではない。首都ジャカルタに住む40歳の女性は、動物・家禽による感染の徴候が一切ない状況で、H5N1型鳥インフルエンザに感染し死亡した。女性の甥も同ウイルスに感染したが発病はしなかったという。
また、インドネシアの衛生部職員は25日、西ジャワ島マンロン市に住む女児(10)がH5N1型鳥インフルエンザに感染し、23日に死亡したことが確認されたと発表。当局は、WHOによる更なる検査が必要であると示した。
専門家はこれらの件を整理し、今回の鳥インフルエンザの感染は小集積事例であると分析している。
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