北京当局:元旦の天安門広場、直訴者200人強制連行

【大紀元日本1月3日】元旦天安門広場に多くの警察車両が巡回し、警察や武装警官が通行者を尋問したり強制連行したりする場面は随所で目撃された。本紙の取材では、1月1日午前中だけでも、天安門広場へ通じる地下通路出口辺りで、直訴者約200人が強制連行されていることが分かった。次に掲載された写真と映像は、取材協力者が身を危険にさらしながら撮影したものである。

2007年1月1日午前9時35分、天安門広場に向かうために、地下道から出てくる大勢の直訴者ら(大紀元)

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2007年1月1日午前9時36分、警察車両が直訴者らを阻止(大紀元)

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2007年1月1日午前9時38分、直訴者は警官らに近くに停まっているバスで連行された(大紀元)

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大多数の直訴者は全国各地から集団で上京している。しかし、そのほとんどは天安門広場に辿り着くまでに、地下通路の出口で次から次へと強制連行された。少なくとも5台のバスに直訴者が押し込まれて移送されたのが目撃されている。

北京人権活動家の劉安軍氏によると、一部の直訴者は1週間前から元旦に石景山観光地でデモを行う計画が漏れたため、石景山観光地でも十数人の直訴者が警察に強制連行されたという。また、一部の直訴者は、温家宝総理の自宅を目掛けて出かけたが、その後の情報は不明であるという。

直訴者の話によると、中共当局は北京に集まっている直訴者に対して、12月29日夜半から午前3時までにかけて、すでに一度大捜査と強制連行を行い、最高裁判所付近の「直訴者村」辺りは全員が北京郊外の馬家楼にある収容施設へ強制連行されたため、誰もいなくなったという。一方、当局は、直訴者たちの地元政府側が直訴者を地元へ引き取らなければ、馬家楼側も直訴者を解放しないという。

現在はすでに千人を越えた直訴者が狭い馬家楼の収容施設に勾留されており、暖房もなければ、すわる椅子も足りないという。

一方、当局の腐敗を訴えたために、当局幹部に殴打され身体障害者になった吉林省の李桂栄さん(女性)は、直訴者に宛てたファックスで、当局による判決が下されたという。直訴者によると、2006年における強制連行された直訴者が当局から判決を下された者は100人以上に上り、最高裁判所は彼らの上訴を受けないとしたため、直訴者たちはなす術がなく、今年は基本的権利を主張し人権を擁護する訴えがさらに困難になるのだと嘆いている。

2007年元旦午前、天安門広場に多くの警察車両が巡回し、警察や武装警官が通行者を尋問と強制連行した(大紀元)

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