北京公安が大捕り物、ネット売春組織151人を一斉摘発
【大紀元日本1月24日】北京市警は22日、北京城南に根城を持つ、インターネット売春組織の一斉摘発を行い、容疑者151人を一網打尽にしたと発表した。これは、ここ五年間で摘発した中でも、もっとも大規模な犯罪集団だ。
香港「商報」によると、昨年12月初旬、北京市警は、インターネット上の「チャット」「シンポジウム」「ブログ」などのページ上で、大量のヌード写真とともに売春情報が掲載されているのを発見、密偵の結果、パスワードの発行元・四件を特定した。売春情報を発信するパスワード発行元は、その発信手順がすべて酷似していた。
公安の調査によると、同売春組織は、毎日売春婦30人余りを雇って、「顧客」とチャットの相手をさせ、毎月720万件の売春情報を発信し続けていた。売春行為は、おもにホテルで行われ、「売春ワークショップ」一箇所には、売春婦1-5名が待機し、電話で「注文」を受けると同時にセールスも行っていた。
同売春組織の「防衛意識」は、極めて高く、所属する売春婦は、電話での会話では容易に「売買春」の場所を明らかにしなかった。同一時間では、同一の娼婦だけが、一人の顧客だけを相手にし、「見張り」もその地点に派遣され、警察の追及を逃れていた。
北京市警は22日、警官300人、警邏隊18個を投入し、疑わしい地点で張り込みを開始、電撃作戦により組織の胴元5人を逮捕した。公安はさらに、組織構成員63人、買春容疑者38人、売春婦45人も一斉摘発、同時に、売春情報を整理発信するパソコン62台、電話機42台も押収した。
公安の取調べによると、同売春組織は、湖北省公安県の「一族経営」で、主犯格の男は、「毎月報酬あり、住居賄いつき」の条件で、同郷の者を「募集」しては、北京でのネット売春ビジネスに従事させていた。
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