空飛ぶ乗用車が販売開始
【大紀元日本4月16日】「変身」(Transition)と名付けられた陸空両用の乗用車の予約販売が、すでにアメリカで始まった。2年後には購入者に車を交付する予定だ。「変身」という乗用車は、世界で初めての陸空両用の自家用自動車で、100馬力のエンジンを持ち、普段は普通の自動車と同じように陸地を走るが、必要な時には、空飛ぶ軽型飛行機に変身する。
この乗用車は、アメリカマサチューセッツ州理工学院宇宙飛行工学部の大学院生たちが研究開発したもので、若い研究者たちは、自ら販売会社を立ち上げて、注文販売を始めた。この会社の社長の話によれば、この車の開発は2004年から開始、目的は陸上での走行時間を短縮するためだという。予約販売を始めてから、すでに30台以上の注文を受けた。
この陸空両用の自動車は、陸上では時速129キロで走ることができ、飛行時の時速は222キロに達する。車内には、エアバックはもちろん、衛星誘導システムも備え付けられている。理想の飛行高度は3500から8000フィートまで(約1067メートル~2438メートル)であるが、最高の飛行高度は12000フィート(約3658メートル)にも達する。燃料は無鉛ガソリンを使用する。ガソリンタンクの容量は20ガロン(約75リットル)で、陸地を走行する時は、1ガロンで最大40マイル(約65キロ)を走れるが、飛行時には1ガロンで30マイル(約48キロ)しか飛べない。積載重量は約195キロで、成人二人の体重と携帯荷物の重さに相当する。
この車を運転するには、軽型飛行機の免許が必要になる。離着陸時に必要な滑走路の長さは約1マイル(1609メートル )で、製造販売会社はできるだけ空港に離着陸するよう勧めている。
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