自らは粗食を食べて、舅姑に尽くす
【大紀元日本9月3日】明朝の時代、今の江蘇省無錫に夏誠明という人がいた。家は農家で貧しく、その上飢饉に遭ったことから、彼は出稼ぎに出かけた。妻の王氏は昼夜休むことなく機を織って働き、どうにか舅と姑に食事を用意することができた。ところが、自分は粗末な食事と野草で空腹を満たしていた。
姑がたまたま台所に入ったとき、嫁がそのような粗末な物を食べているのを目にし、涙が流れて止まなかった。
王氏はその後80歳すぎまで生き、苦しむことなく安らかにその生涯を閉じた。そのとき家人は、旗を打ちたて音楽を奏でた隊列が孝行者の嫁を迎えに来たのを夢に見た。
また、同郷に貢生(科挙の予備試験に合格した品行の優れた者)がおり、王氏の家の門前を通るたびに必ず三度敬礼して、その孝行に敬意を表したという。
(翻訳/編集・瀬戸)
関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。