中国高官、謝罪文もコピー

【大紀元日本9月16日】本、CD、映画、キャラクター・グッズなど、違法コピー商品が氾濫する中国だが、中国高官が裁判所で涙ながらに読んだ謝罪文も、実はコピーだった。

報道によると、安徽省国営電気会社「安徽省能源集団有限公司」の元中国共産党高官・張紹倉は、賄賂を受け取ったとして逮捕され、自身の裁判では、涙ながらに4ページにわたる「謝罪文」を読み上げた。この文章は、中国紙「検察日報」に掲載されたという。

ところが、この謝罪の内容が、2週間前に同紙に掲載された別の謝罪文にそっくりだったことが発覚。

「働く前、お金についてあまり考えたことはありませんでした。それよりも仕事の達成度や結果を重要と考えた」

「しかし、徐々に私は自分の方向や、役職の範囲を見失っていきました」など、張が裁判所で読み上げた文章は、収賄で逮捕された成都の党委員会書記・朱福忠が書いた謝罪文にそっくりだった。

2人の文章を掲載した「検察日報」は、政府関係者が賄賂の疑いなどで捜査を受ける時に滞在する場所によく置かれている新聞であり、張がこの新聞から引用して謝罪文を作成した可能性は十分ありえるとしている。

張の謝罪文は、「目立ちたがり」だとして、却下されたという。

 (翻訳:田中)
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