巣鴨のおばあちゃんの知恵「いりこの酢漬け」

【大紀元日本2月22日】東京の巣鴨は、「とげぬき地蔵」の高岩寺で有名で、毎月4の日が縁日なのだが、この通称「おばあちゃんの原宿」で、いりこを販売している年配者から伝え聞いた「いりこの酢漬け」のレシピを紹介する。

カルシウムが豊富な食品というとまず牛乳が思い当たるが、日本人は先祖から飲みつけないせいか、西洋人ほど消化が順調でない人も少なくない。しかし、干した小魚であると、国土の四界が海であるせいか、よく消化できるという日本人は比較的に多いだろう。

しかしながら、干した小魚は骨が少々堅く、味がイマイチそっけないのが難点だ。そこで、おばあちゃんの知恵で、三杯酢に漬けると、約3-4時間で骨まで軟らかく、また小魚独特の滋味がいただけるというものだ。

家庭で簡単にでき、しかもお茶受けだけでなく、おかずとしても保存がきいて重宝できる。成長期の児童のカルシウム摂取、疲れた「痛勤族」のお父さんたちの疲労回復食、老齢の方の骨そしょう症対策にも役立つだろう。

レシピ

① いりこ(乾燥した小魚)をタッパに入れる。

② 三倍酢をひたひたになるまで入れて漬け込む。

③ 待つこと3-4時間。骨まで軟らかくなったら出来上がり。

*お好みに応じて、レモンなどの柑橘類を入れても可。

(文・小機)

関連記事
清明の季節は「肝」の働きが高まり不調も出やすくなります。今が旬の菜の花は、肝の熱を冷まし気の巡りを整える優れた食材。簡単に取り入れられる養生レシピとともに、春の五行養生をご紹介します。
年齢とともに増える抜け毛や白髪。実は日々の食事で改善の余地があります。髪に必要な7つの栄養素と、中医学が教える髪と内臓の深い関係について解説します。
長年うつ病に苦しんだ女性が、薬ではなく「精神修養」によって回復。絶望の中で見つけた“希望”が、人生を根底から変えた──その実例と、科学的裏付けとは。
中医学では、緑内障の原因を「怒りや憂うつ」「代謝機能の低下」「夜更かしによる精の消耗」など全身の気血の乱れとして捉え、漢方や鍼、体操で改善を図ります。
ライムは爽やかな風味だけでなく、免疫強化、腎結石予防、神経の老化防止、さらには抗がん作用まで期待される果物。栄養素の宝庫であり、日常に取り入れやすい健康食材です。