【ディスカバー東京】巣鴨地蔵通り「4の日」

【大紀元日本4月5日】東京豊島区の巣鴨地蔵通りは周囲が佛寺に囲まれた典型的な門前町で、毎月「4」「14」「24」の4の付く日が縁日であることで知られる。周囲には、商店街入り口の真性寺など由緒あるものが多いが、とりわけ、とげ抜き地蔵尊で有名な「高岩寺」が、特に高齢者たちの人気参拝スポットとなっている。

とげ抜き地蔵尊のある高岩寺の山門(撮影=大紀元、4日)

4の日の縁日には、庶民の街らしく比較的格安な商品が並び、多くの参拝客、観光客、買い物客で賑わうが、その人出のピークは午前中で、売り子も日本人だけでなく、韓国の「チジミ」、中国の「シャンピン(中国風おやき)」などの屋台を出す外国人の姿もあり、時折往来の人からも中国語が聴こえてくるのも一つの特徴だ。

中国シャンピンを売る上海出身の売り子、一枚200円也(撮影=大紀元、4日)

庶民の大道くじ、一回500円也(撮影=大紀元、4日)

とげ抜き地蔵の由来については、正徳5年のある日、毛利家のある女中の一人が、あやまって口にくわえた針を飲み込んでしまい、そこで毛利家に出入りする僧侶・西順が、「ここに地蔵尊の尊影がある。頂戴しなさい」といって、一枚を水で飲ませた。間もなく女中は腹中のものを吐き、飲み込んだ針が地蔵尊の御影を貫いてでてきたのが発端という。

地蔵通りの付近を走る昔懐かしいチンチン電車(撮影=大紀元、4日、庚申塚駅にて)

(取材・玄機)

関連記事
夜間の人工光とPM2.5による大気汚染が、子どもの甲状腺がんリスクを高めることが研究で判明。日本の都市環境も例外ではありません。
超加工食品を多く摂る人は、不眠リスクが53%も高まる?睡眠ホルモンを妨げる仕組みや栄養不足との関係、改善のために今日からできる食事の工夫を解説。
クッション性の高い靴は一見快適ですが、長時間履き続けることで足の感覚が鈍り、怪我や認知機能の低下リスクも。専門家が語る、靴選びの落とし穴と対策とは。
5月5日の「こどもの日」と中国の「端午節」は共通の歴史と五行のエネルギーに基づく行事です。自然の力を活かして、家族で健康と成長を祈る方法を学びましょう。
60万人以上のデータを分析した研究で、孤独を感じている人は認知症の発症リスクが31%高いと判明。孤独は脳に深刻な影響を及ぼします。