内モンゴル自治区=ダム決壊で下流の1万人以上に被害

【大紀元日本6月28日】中国内モンゴル自治区では連日の豪雨により、赤峰市アルホルチン旗サパ(沙灞)のダムの副提が25日に決壊し、下流に住む1万人以上が被害を受け、田畑や草牧場が広い範囲で水浸しとなった。

北京「中国広播網」によると、アルホルチン旗政府は、23日から旱山から旱蘇木地区で大雨が降り始め、降雨量は150ミリに達したと発表。短時間に降った強い雨はダムの水位をすぐに上昇させ、25日午後8時に副提が決壊したという。

この決壊により、1万6千人近くが被害を受け、一部の村では水が流れ込み、家屋数軒が倒壊。水浸しになった草牧場の面積は約400畝(1畝=6・667アール)となった。

水害発生後、現地政府は直ちに洪水災害対策本部を組織し、部署の災害対策救済活動を指示した。

サパダムは小型のダムで、総容量は355万立方メートル、総流域面積は7800平方メートル。

現在被災した人々は安全な地域に移動し、災害の詳細は調査中である。

(翻訳・坂本)

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