米移民局、共産党員と法輪功迫害参与者は移民不可能

【大紀元日本7月13日】米国フィラデルフィア移民局は、グリーンカード(米国永住権)の申請の面接試験の際に、中国大陸からの申請者に対し、直接法輪功に関する問題について尋ね、しかも法輪功への迫害に参与したかどうか、共産党員であるかどうかを移民申請許可の基準にしていることがこのほど明らかにになった。

米国・ペンシルベニア州の華人アン(Ann)さんは今年54歳で、北京からやって来た。今年4月、アンさんはフィラデルフィア移民局でグリーンカード取得の面接試験を受けた際に、最初に中国共産党(中共)に入党したことがあるか、次に法輪功への迫害に参与したことがあるか、と質問されたという。アンさんは移民官にどうしてそんな質問をするのかと聞き返すと、移民官は、この二つの質問は中国大陸から来た人に対するものであり、なぜなら中国共産党の法輪功への迫害は集団殺人罪(Genocide)に属するもので、ナチスがユダヤ人を迫害したことと同様だからと答えた。

移民官のこの二つの質問に対するアンさんの感想を聞いた。「最初は少し驚いたが、中国共産党の法輪功に対する弾圧は重大なことで、人権侵害であると認識している」とアンさんは言った。国内にいた時も、来米時も法輪功に接触したことがあり、法輪功の書籍も読んだことがあり、「とても良いと思い、友達にも推薦した」、法輪功は「真・善・忍」に基づいて修煉し、よい人としてのあり方を教えてくれたと言い、「現在の北京と中国の多くの都市は表面的には経済が繁栄しているが、民衆は政府に対して心中の怒りを口に出せないでいる」、現在各国政府が中共の本質と法輪功への迫害が犯罪行為であると認識していることはとてもうれしいと話した。

フィラデルフィアにある移民関連の弁護士事務所のジム弁護士によると、グリーンカードと米国国籍を申請する際に、書類上で共産党に参加したかどうかの質問だけでなく、集団殺人の犯罪活動に参加したか或いは補助したかどうかの質問があり、フィラデルフィアの移民官のこういった質問は非常に合理的だという。彼は、「明らかに、今移民官はこの問題を具体化しており、今中国で最大の集団殺人罪つまり法輪功への残酷な迫害が起きているからである」と語った。

米国政府のこの新しい措置に対して、ニューヨークに本部のある「全世界脱党支援センター」の李大勇氏は、とてもうれしいことであり、とても大きな突破口だとして、「米国政府の真の使命は反共であり、これまでのアメリカ大統領は必ずその前任の大統領が中国共産党、共産主義をどう排斥したかに注意を払ってきた。新任のオバマ大統領も就任の儀式でファシズムと共産主義を同じように扱った」と話した。

「全世界脱党支援センター」は本年2月から、中共及びその関連組織からの離脱(「三退」ともいい、中国共産党、共産主義青年団、少年先鋒隊からの離脱をいう)を表明した人に対して、要求に応じて、「三退証明書」発行のサービスを開始した。法的効力を持つ「三退証明書」は米国移民局、人権弁護士、民衆の三方面から歓迎されているという。

(記者・芳静、翻訳編集・金本)
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