60周年パレード参加者、新型インフル予防接種で体調不良=中国
【大紀元日本9月27日】新型インフルエンザH1N1の感染が拡大する中で、 中国では、10月1日の中共政権樹立60周年を祝う式典のパレードに参加する中高学生などに対して、21日から優先して予防接種を受けさせ始めた。しかし接種を受けた後、体調不良を訴える生徒が相次いでいる。衛生部は23日、予防接種の規定を通達、接種後に見られる「集団ヒステリー症候群」の発生を防止するよう呼びかけた。
生徒700人が式典パレードに参加する予定の北京市東直門中学校(中高一貫校)では、23日に予防接種が行われた。中学校の保健婦の話によると、300人が風邪、咳などの症状が見られたため接種を受けなかった。予防接種を受けた生徒400人の様子を観察したが、接種の30分後にはまったく異常が見られなかった。しかし翌日、学生6人と教員2人が全身の痒み、発熱、めまいなどの異常を訴えた。
東直門中学校のほか、同時に予防接種を受けた他校の生徒にも同様の症状が見られたという。現時点で記者の取材で確認されたところ、北京市第22中学校、北京財経専門学校、北京市第125中学校なども、予防接種を受けった学生から、頭痛、熱、腫れなど体調不良の反応が見られた。
中国衛生部では集団接種後によく見られる「集団ヒステリー症候群」の疑いがあると判断し、同じ時間帯に同じ場所で一度に多くの人に予防接種をしないよう呼びかけた。
(翻訳編集・高遠)
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