<新型インフル>ワクチン接種の児童や学生、次々感染 新たな死亡例=北京

【大紀元日本11月2日】北京衛生局の発表によると、北京市の学校では新型インフル感染は最近爆発的に流行している。航空航天大学の学生一人が先週、「軍事訓練」(中国の大学では受講が義務付けられている)の期間中感染し死亡した。10月1日前、北京での60周年式典を成功させるため、小学生から大学生までの学生に対し無料でインフルエンザワクチンを接種したにもかかわらず、式典開催した後、ワクチンを接種した6歳以上の児童と学生の感染率が高く、市民はSARS流行時のように大きく動揺している。

北京市衛生局のウェブサイトの情報によると22日、北京航空航天大学の3千人余りの新入生は、大興高校軍訓基地で「軍事訓練」(中国の大学では受講が義務付けられている)の期間中、一部に次々と発熱などのインフルエンザの症状が現れた。26日には症状の悪化した学生1人が病院で治療を受け、27日に死亡している。

中国衛生部の発表では、28日までに6345例の新型H1N1インフルが確認されており、全国31省市および自治区でのインフルエンザ疾患全般の累計報告は4万2009例、死亡者数は4名。政府側のデータによると、北京では6千人以上にインフルエンザの症状が見られ、その内の33%前後が新型ウイルスだという。この割合は、週内にも50%に達すると予想されている。

中国政府報道機関によると、北京市新型インフルの厳重現状に、温家宝総理が10月31日に、北京市児童病院を訪ね、感染の状況を視察した。

北京市のある医師は、児童の新型インフルの流行について、政権樹立60周年記念日前に行われた新型インフル用ワクチン接種が原因であると指摘している。実際、多くの児童に発熱などの同じ症状があらわれている。ある児童の家族は、新型インフルワクチンは、わずか数ヶ月で研究から生産に至っており、多くの臨床実験も経ていないと話している。

(翻訳編集・坂本)
関連記事
ルーマニアの大統領選挙が5月4日に行われ、右翼候補者のジョージ・シミオン(George Simion)氏が第一回投票で約40.6%の得票率を獲得し、リードした。
台湾中央気象局は、5日午後6時9分にマグニチュード5.5の地震が発生したと発表した。震源の深さは6.1キロ、震源地は花蓮県政府から東南東に34.9キロメートルの位置にあり、台湾東部の海域に位置している。
パキスタンは5月3日、約450キロメートルの射程を持つ「アブダリ」(Abdali)短距離地対地弾道ミサイルの試射に成功したと発表。この行動は地域の安全に対する懸念をさらに強めた。
4月28日、国際調査記者同盟(ICIJ)は共同調査報告を発表し、中共が国連ジュネーブ本部を反体制派弾圧の場に変えていることを明らかにした。最新の調査によると、中共は「非政府組織」(NGO)からの代表を国連に送り込み、中国を称賛し、国連会議を混乱させ、人権擁護者の国連との接触を妨害・威嚇し、参加者に報復を行っている。
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が最新の越境調査報告を発表した。23カ国105人の被害者への取材を行うとともに、中共の内部文書に基づいて、中共がどのように世界各地にいる反体制派を抑圧しているかについて明らかにした。