工場に巨大陥没 6人生き埋めに=福建省

【大紀元日本10月22日】福建省龍岩市にある工場の敷地内で19日、突如直径50メートルにわたって地面が陥没し、従業員6人が生き埋めとなった。21日10時現在でも行方不明になっている。中国国内メディア・東南快報が伝えた。

陥没が起きたのは龍岩市にある石灰工場。19日午前11時半頃、大きな地響きとともに、直径50メートル、深さ30メートルの巨大な陥没穴ができた。陥没した場所にあった工場の食堂が倒壊し、中で昼食をとっていた6人の従業員が穴の中へと消えた。

「まるで地震のようだった」と目撃者の頼さんが陥没時の様子を語っている。工場棟へ向かって歩いていた頼さんは、後ろから大きな音が聞こえたので、慌てて前方へ走った。振り向いたら、今歩いて来た道と周辺の地面は消え去り、巨大な地穴があいていたという。

今回の陥没で、6人が食事をしていた食堂が倒壊したほか、工場棟や民家2軒も大きく損傷したという。

工場の従業員と現地住民の証言によると、昨年も、今回の地点から200メートルの所で陥没が起きていた。陥没の原因は石灰石の過度の採掘にあるとの見方がある一方、専門家は、地表水と地下水の長期的な作用による「自然陥没」だと主張している。

6人の救助活動は今も続いているが、生存の可能性は極めて低いという。

(翻訳編集・張凛音)
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。