【ぶらり散歩道】–熊本篇– 道の駅 宇土マリーナ
【大紀元日本8月11日】宇土半島は熊本市から天草へ行く主要なルート。道の駅 宇土マリーナは日本渚百選に選ばれた御輿来(おこしき)海岸に隣接し、雲仙普賢岳を望むことができます。物産館では地元で採れた新鮮な魚介類や果物・野菜が販売されています。
物産館に隣接した宇土マリーナは、平成11年の国体ヨット会場に選ばれ、現在はマリンスポーツの基地となっています。並んでいるヨットを見ているうちに、なんだか夢が膨らんできます。
夢と言えば、古代史にも夢をはせることが出来ます。敷地内に、古代船「海王」と台船「有明」「火の国」と馬門石製の棺が展示されています。
近畿地方の大王や豪族の古墳から、宇土地方でしか産出しない馬門石(阿蘇ピンク石)製の巨大石棺が発見されています。800kmも離れた大和へ、いったい古代にどんな方法で運ばれたのか? このことを検証するために「大王のひつぎ実験公開」が平成17年に行われました。7月24日に宇土マリーナを出発し、8月26日に大阪南港に到着。その際に製作された大王などが身近で見ることができます。この小さい船で遠路はるばる公開したのかと思うと、古代の人の智慧と勇気に感心します。それでは、なぜ大和の豪族は馬門石製の棺が必要だったのでしょうか?
ところで、漫画家・水木しげるさんの作品に出てくる「妖怪 油すまし」は天草出身だそうです。宇土方面には出没したのでしょうか?
(文/写真・佐吉)
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