人体の不思議
体の周りに「細菌の雲」 人の識別も可能=米研究
最近の研究によると、人体の周辺に存在する細菌で構成された「細菌の雲」は、指紋のように人それぞれ異なり、個人を識別できることが明らかになった。研究者によると、将来は警察の犯罪捜査や、医療で病気の感染を研究するのに役立つという。
米オレゴン大学の研究によると、この「細菌の雲」には人体から発した数百万の細菌が含まれており、ずっと人体の周りを取り巻いている。この細菌を分析すれば、誰の体から生まれたものなのか、つまりその「持ち主」を知ることができる。
実験は次のように行われた。研究者は11人の男女の被験者を、ひとりずつ、無菌状態の部屋に4時間滞在させた。それぞれは清潔な服を身にまとい、消毒された椅子に座った。
時間が経つにつれて、被験者からはたくさんの細菌を呼吸や皮膚、汗または髪の毛から排出した。研究者が部屋の細菌を分析した結果、全員が持っている細菌の構成が異なったという。
研究者のジェームズ・メドウ博士によると、人は毎日数え切れないほどの細菌を出し、体の周囲で「細菌の雲」を作っているという。人と人が握手をする時には、皆、相手の「細菌の雲」の中に入ることになる。
この研究について、科学者たちは将来、さまざまな応用ができると考えている。例えば、警察の犯罪捜査では、容疑者が残した「細菌の指紋」を利用して、身元を特定することができるようになるという。
(翻訳編集・山元アキ)
関連記事
日本でも人気の中華料理・刀削面はもともと山西省の一般家庭の主食でした。太くもちもちの面にパンチの効いたつけ汁を絡めて食べるのも最高ですが、料理人の手慣れた包丁さばきを鑑賞することもこの料理ならではの醍醐味と言えるでしょう。実は刀削面の調理法は歴史と深い関わりがあり、知られざる誕生秘話がそこにはあります。
ほうれん草は栄養満点のスーパーフード。目の健康や心臓病予防、がん対策、さらにはダイエットや肌のアンチエイジングにも効果が期待できます!食卓に取り入れて、健康的な毎日を目指しませんか?
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]