(Chung Sung-Jun/Getty Images)

業績好調の米石油大手 冬ボーナスは桁違い

石油や天然ガスの探査と生産で米国最大手のヒルコープ・エナジーがこのほど、社員1381人全員に、一律10万ドル(約1200万円)のボーナス支給を発表した。今年、同社の生産量は倍増し、大幅な増収があったためとしているが、従業員にとっては超ビッグなクリスマスプレゼントとなった。

FOXニュースは12日、ヒルコープ・エナジーのCEO(最高経営責任者)、全米2014年石油・ガス部門の富裕者トップ10にもランキングされたジェフリー・ヒルデブランド氏(56)が、同社社員に対し、総額1億3500万ドル(約163億円)のボーナス支給を決定したと報じた。

今年、同社の一日当たりの原油生産高が15万バレル以上となるなど好調な生産実績が、今回のボーナスに大いに反映された形。

同社の従業員に対する手厚い優遇は今に始まったことではなく、10年にもボーナスの大盤振る舞いが熱い話題となった。その時、従業員が自ら選べる冬のボーナスの二つのプランは、現金3万5000ドルか、自動車購入資金5万ドルだった。

ヒルコープ・エナジーは石油技術者だったヒルデブラン氏が89年に故郷のヒューストンに設立した非上場企業だが米国内最大手の石油会社に成長している。15年、米誌フォーチュンが発表した「もっとも働きやすい企業100社」に3年連続で選ばれた。

(翻訳編集・桜井信一、叶子)

 

 

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