【ぶらり散歩道】–東京篇– 今戸神社
東京メトロ銀座線の終点・浅草駅から歩いて15分、山谷堀公園を過ぎて斜めに入った左手が今戸神社だ。大きな鳥居の下にある一対のかわいい招き猫のイラストが目印になる。立派な鳥居を潜ると、風にあおられた丸い絵馬たちが、かさこそと音を奏でていた。
本堂の右手前には、「今戸焼発祥之地」の大きな石碑と小さな「沖田総司終焉之地」の石碑が建っていた。今戸焼は400年余の歴史を持つ焼き物で、招き猫、豚の蚊遣りや鳩笛などの庶民に愛されたものが作られてきた。新撰組で名を馳せた沖田総司は、鳥居前に住んでいた御典医松本良順の私邸で亡くなったという。
本堂は権現造りで、色とりどりの幟に囲まれて賑やかだった。賽銭箱の後ろには大きな今戸焼の2匹の招き猫が鎮座し、2匹の間に今年の干支である可愛い猿がちょこんと座っていた。賽銭箱下の階段脇には、石で作られた2匹の撫で招き猫がいたが、みんなが撫でるせいか頭は真っ黒だった。何のご利益があるのか聞き漏らしたが…。
帰りには浅草寺をお参りしてから国際通りを横切って、永井荷風の「断腸亭日乗」にも紹介されているどじょうの「飯田屋」に寄りたい。私の好きな店の一つだ。
今戸神社 111‐0024 東京都台東区今戸1‐5‐22 電話:03‐3872‐2703
飯田屋 東京都台東区西浅草3‐3‐2 電話:03‐3843‐0881
(江間十四子)
関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。