世界初、白髪遺伝子「IRF4」を発見 白髪予防が可能に?
年をとるにつれ、大きな悩みの一つとなる白髪。髪を染めることで一時的には解消できるが、根本的に解決するのは不可能とされてきた。今月1日、ロンドンカレッジ大学の研究グループは、世界で初めて白髪になる遺伝子を特定した。将来的に、白髪を予防または遅らせることが可能となるかもしれない。
英国ロンドンカレッジ大学のアディカリ博士が率いる研究グループは、髪の毛の色や密度、直毛かカールかを決める遺伝子を研究するため、ブラジルやコロンビア、メキシコ、ペルーなど中南米に住む6630人以上を対象に分析を行った。
その結果、「IRF4」と呼ばれる遺伝子が、髪を白くする働きを担っている事が分かった。髪の毛の色は、毛根にある黒色素細胞が色素を製造することで色が表れる。年齢が高まるにつれて黒色素細胞が色素の製造を停止し、髪の毛が白くなる。
今後、アディカリ博士ら研究グループは、白髪遺伝子のメカニズムを解明し、白髪になる年齢を遅らせる治療法の開発に結び付けたいという。
(翻訳編集・山本アキ)
関連記事

オランダのブレケルマンス国防大臣は、5月31日のインタビューで、中国共産党によるスパイ活動がオランダで深刻化していると明言した。特に、最先端技術を持つ半導体分野が標的とされており、国家安全保障上の脅威が一層高まっていると警告している。

中国の大手自動車メーカー・BYDが、ブラジルで中国人労働者を「奴隷のような環境」で働かせていたとして起訴された。労働者は長時間労働やパスポートの没収、賃金の大幅な差し引きといった扱いを受け、国際的な人身売買の可能性も指摘されている。

チェコ政府は、中共の支援を受けたハッカー集団APT31によるサイバー攻撃を非難。欧米も対応強化へ。国際社会が注視。

中国共産党は先進技術を活用する一方で、標準特許料の支払いを回避。国際規範を無視する姿勢に、元駐中米大使が警鐘。

最近、トランプ大統領はウクライナに攻撃を続けるロシアのプーチン大統領に対し、しばしば不満を表明している。