世界初、白髪遺伝子「IRF4」を発見 白髪予防が可能に?

年をとるにつれ、大きな悩みの一つとなる白髪。髪を染めることで一時的には解消できるが、根本的に解決するのは不可能とされてきた。今月1日、ロンドンカレッジ大学の研究グループは、世界で初めて白髪になる遺伝子を特定した。将来的に、白髪を予防または遅らせることが可能となるかもしれない。

英国ロンドンカレッジ大学のアディカリ博士が率いる研究グループは、髪の毛の色や密度、直毛かカールかを決める遺伝子を研究するため、ブラジルやコロンビア、メキシコ、ペルーなど中南米に住む6630人以上を対象に分析を行った。

その結果、「IRF4」と呼ばれる遺伝子が、髪を白くする働きを担っている事が分かった。髪の毛の色は、毛根にある黒色素細胞が色素を製造することで色が表れる。年齢が高まるにつれて黒色素細胞が色素の製造を停止し、髪の毛が白くなる。

今後、アディカリ博士ら研究グループは、白髪遺伝子のメカニズムを解明し、白髪になる年齢を遅らせる治療法の開発に結び付けたいという。

(翻訳編集・山本アキ)

関連記事
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。
11月18日、アメリカとフィリピンは軍事情報共有協定を締結し、両国の防衛関係を強化して中国共産党の脅威に共同で […]
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選で中国と対戦。3-1で勝利したが、「アウ […]
中国サッカーが衰退する一因は、賭博を支配する官僚と警察の影響。胡力任氏によると、賭けが普及し、体制下での腐敗が進行中。