経済制裁で国民生活に嬉しい変化 「夏まで続けてくれたら…」=北朝鮮
国連安保理が実施している北朝鮮への経済制裁が、北朝鮮国民に思わぬ恩恵をもたらしていることが、わかった。
韓国メディア、デイリーNKが北朝鮮消息筋からの情報として報じたところによると、北朝鮮国内では最近になって、明太子、ウニ、毛ガニ、エビなどの高級海産物から松の実、ワラビ、マツタケといった農産物まで、以前には外貨稼ぎのため輸出に回されていたこれらの高級食材が、市場で普通に売られるようになった。経済制裁により輸出できなくなっているためだという。
一方、こうした品物はいずれも高額なため、購入できるのは一部の人に限られている。ある北朝鮮人は「国連が今回の経済制裁を夏ごろまで続けてくれたら、高級海産物を安く買えるようになる」と期待を膨らませている。
同消息筋によると、制裁前まで中国へ大量に輸出していた石炭も国内市場に安価で出回るようになり、石炭を使用できる一般市民が増えているという。
(翻訳編集・桜井信一)
関連記事

ルーマニアの大統領選挙が5月4日に行われ、右翼候補者のジョージ・シミオン(George Simion)氏が第一回投票で約40.6%の得票率を獲得し、リードした。

台湾中央気象局は、5日午後6時9分にマグニチュード5.5の地震が発生したと発表した。震源の深さは6.1キロ、震源地は花蓮県政府から東南東に34.9キロメートルの位置にあり、台湾東部の海域に位置している。

パキスタンは5月3日、約450キロメートルの射程を持つ「アブダリ」(Abdali)短距離地対地弾道ミサイルの試射に成功したと発表。この行動は地域の安全に対する懸念をさらに強めた。

4月28日、国際調査記者同盟(ICIJ)は共同調査報告を発表し、中共が国連ジュネーブ本部を反体制派弾圧の場に変えていることを明らかにした。最新の調査によると、中共は「非政府組織」(NGO)からの代表を国連に送り込み、中国を称賛し、国連会議を混乱させ、人権擁護者の国連との接触を妨害・威嚇し、参加者に報復を行っている。

国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が最新の越境調査報告を発表した。23カ国105人の被害者への取材を行うとともに、中共の内部文書に基づいて、中共がどのように世界各地にいる反体制派を抑圧しているかについて明らかにした。