日本新幹線の駅弁VS中国高速鉄道の弁当

比較された日本新幹線の駅弁(微博ユーザから)

アジア通信社の徐静波社長が4月25日にミニブログサイト「新浪微博」で、日本新幹線の車内で販売されている弁当と中国高速鉄道で販売されている弁当の比較写真を投稿したことで、国内インターネット上で大きな話題になった。比較写真を見たネットユーザーは「価格は日本とリンクしているが、品質は全く違う」と相次ぎコメントした。

徐社長は同ブログで「日本の新幹線で売っている弁当の写真をアップしたら、上海から北京に向かうネットユーザーが高速鉄道の車内弁当写真を送ってくれた。面白いのは弁当の味とかではなく、この2つの弁当の値段だ。日本新幹線の車内で売ってる弁当は900円、中国高速鉄道の車内弁当は50元(約860円)」と書き残した。

駅弁の話題が注目されたため、ネットユーザが上げたある高速鉄道

社内の30元弁当。50元のより内容がよく見える(微博@黄埔一投)

徐社長のブログを見て、多くのネットユーザーは中国高速鉄道で販売されている弁当などの値段が高すぎると嘆いた。

「(中国の)価格は日本とリンクしているが、品質は全く違う」

「私もよく高速鉄道を使う。高速鉄道で売っている弁当はおいしくもないし、値段も割高だ。できるだけ買わないようにしている」

「空港や高速鉄道などで売っているものは皆高すぎる。たぶん中国の最も裕福な都市の消費水準で値段を決めていると思う。北京、上海の消費能力は東京と同じだから、両国のサービス価格もいっしょ。安い値段を求めるなら、貧しい国に移民するしかない」など、コメントは中国高速鉄道のサービスの批判にまでおよんだ。

一方、50元のお弁当写真について、あるネットユーザーは「本当に50元ですか」と疑問視して、50元のお弁当より具材が比較的に豊富な30元(約516円)のお弁当の写真をアップした。また、別のネットユーザーは「60元(約1032円)のお弁当を買ったことがあるとつぶやいた。高速鉄道会社はお弁当などを販売するのに統一した値段や規則がないからだ」と語った。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
湖南省株洲市の湘江で、ウイルスサンプル収集用試験管が大量に発見され、住民たちは感染リスクに怯えています。当局は「未使用で損傷はなく、ウイルスは検出されなかった」と発表しましたが、専門家や市民の間で疑問の声が広がっています。試験管の正体や流出の経緯について調査が進む中、不安は収まりません。病院も研究所を信用できないのは間違いない。中国ではコロナが収束していないというのは、こういうことなのか?
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
ニセモノ摘発も命がけ、道徳低下した中国社会。中国福建省の展示会で、偽商品の摘発を目的とするインフルエンサーが暴行を受ける事件が発生しました。「福建鉄鉄」のカメラマンが問題商品を通報したことがきっかけで、出品者らから集団暴行を受けたとされています。この事件は、中国SNSやメディアで大きな注目を集めており、現在、市場管理局と公安当局が調査を進めています。偽商品撲滅の活動が招いた事件の経緯とその背景に迫ります。
19日、中国江蘇省連雲港市にある国有企業「中国化学工程第十四建设有限公司」の正門前で、ある女性が滞納された給料の支払いを求めて会社管理者の足に抱きつき泣き叫ぶ姿が撮影されました。この動画はSNSを通じて拡散され、多くの人々に衝撃を与えています。女性の訴えに耳を貸さない企業の対応と、中国社会で頻発する同様の問題に、ネット上では悲しみと怒りの声が相次いでいます。「惨め過ぎる」労働者の姿。官製メディアが宣伝する「盛世(繁栄)」中国のリアル。経営者が人間なのか? 人間であれば、会社をつぶす決意をして、会社財産を売って、給料を支払うはずだが。
湖北省武漢市で、配達食注文に対するクレームが原因で、配達員がナイフを持って客の家に押し入ろうとする衝撃的な事件が発生した。監視カメラには、ドアを内側から押さえる家主と、外でナイフを振り上げながら脅す配達員の姿が記録されている。この事件をめぐり、SNSでは中国社会のストレスや労働環境への懸念が噴出。「極限状態にある人々の行動は予測不能」といった声も広がっている。 至るところに「火薬庫」の中国、言動を慎まないと、いつどこで殺されるかわからない。