北朝鮮兵士一人 南北軍事境界線を越えて脱北
韓国軍合同参謀本部は29日、同日午前10時ごろ北朝鮮軍兵士一人が、南北朝鮮間の非武装中立地帯の中にある軍事境界線を越え韓国側に逃亡してきたと発表した。
韓国の「聯合ニュース」によると、韓国軍の発表では「この兵士は武器を携帯しておらず、軍事境界線を越える際、境界線付近に駐在する韓国側と北朝鮮側兵士の間で衝突や銃撃戦はなかった」という。軍関係者は現在、北朝鮮兵士の身分や脱北に至った経緯などを調査している。
昨年6月15日にも北朝鮮兵士一人が軍事境界線を越えて韓国に脱北した。
聯合ニュースは、北朝鮮の金正恩政権が兵士の脱北を阻止するため、「8月に板門店の「帰らざる橋」の北側に対人地雷を埋めるところを韓国側が目撃した」と報道していた。1953年7月の朝鮮戦争休戦協定が結ばれてから初めてだという。
韓国統一省がこのほど発表した統計によると、今年1~8月まで韓国に入った脱北者は894人と昨年同期比で15%増えた。
(翻訳編集・張哲)
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