四つの変な癖は、実は健康によい

皆さんは落ち着かない時に体を揺すったり、気分がすぐれない時に爪を噛んだりした経験はありますか? 一見「おかしい」「健康によくない」ように見えますが、実は、これらのクセや習慣は必ずしも「健康に悪い」とは限らず、かえって健康に良いと「メディカル・デイリー(Medical Daily)」のウェイブサイドは報じています。

 1.お風呂で歌を歌う

米の新聞ネット「ハフィントン・ポスト(The Huffington Post)」によると、ロジックや分析を司る左脳の働く時間は脳のすべての働いている時間の約85%を占めています。歌を歌う時、その疲労とストレスを緩和するため、感情や創造力を司る右脳を働かせて、右脳を活性化できます。それによって免疫力を高めることができ、鬱病や脳卒中の予防にも役立ちます。お風呂のリラックスタイムで歌えば、より一層効果が高まるでしょう。

 2.フーフーという音を出す 

ネパール医学院(Nepal Medical College)が行った研究で、フーフーという音を5分間出すことにより、血圧を下げることができるという結果が得られました。50名の被験者がゆっくり息を吸い、吐くという動作を繰り返し、同時にフーフーという音も出します。5分間続けた後、被験者の血圧、心拍数ともに実験前より下がりました。

 3.指しゃぶり爪噛み

指しゃぶりや爪噛みといった行為は「汚い」「みっともない」と思われがちですが、しかし、カナダのマックマスター大学(McMaster University)の研究では、これらの行為は健康によい影響もあると指摘しました。

1千人の子どもを対象者として、5歳から32歳まで長期追跡調査を行った結果、31%の子どもはよく指をしゃぶったり、爪を噛んだりしていました。彼らは同習慣のない子どもよりアレルギー性疾患に罹る率は低いことが分かりました。この傾向は彼らが成人になるまで続くのです。家族の中に、たばこを吸う人やペットを飼う人がいるかどうか、ハウスダストの環境にさらされているかどうかなどの関連性は見られませんでした。

 4.落ち着かない時の動作 

長く座って気分が落ち着かない時に、体を揺すったり、手足を無意識に動かしたりすることがありますが、このような「落ち着きがない」と見られる習慣は長時間座ることのストレスを緩和する作用があるとの研究結果があります。

イギリスのリーズ大学(University of Leeds)では、12,000人以上の成人女性を対象に、3年間かけて、長時間座っている時の身体の動く状況を調べました。4年目以後、対象者の死亡率を検証しました。その結果、長時間座っている時によく体を動かす人たちの死亡率は、あまり動かさない人たちより低いという結果が得られました。

(翻訳編集・紫蘇)

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