米大統領の入国禁止令、最高裁が口頭弁論中止 訴訟棄却の可能性

[ニューヨーク 25日 ロイター] – 米最高裁は、トランプ大統領が3月に署名したイスラム圏6カ国からの入国禁止令に関する10月10日の口頭弁論を中止した。この措置は今月24日に期限切れとなっており、大統領令を巡る訴訟が棄却される可能性が出てきた。

最高裁は、トランプ大統領が入国禁止令に反対する州政府や難民保護団体などとトランプ政権の双方に対し、訴訟の棄却に関する意見を提出するよう求めた。

トランプ大統領は24日、イスラム圏6カ国からの入国を制限する大統領令が期限切れとなるのに合わせ、北朝鮮、ベネズエラ、チャドを対象国に追加し、スーダンを除外する新たな規制策を大統領宣言として発表。イラン、リビア、シリア、イエメン、ソマリアの5カ国は引き続き対象国に指定された。新たな規制策は10月18日に発効する。

24日に期限切れとなった大統領令については、複数の連邦裁判所が差し止めを命じたが、最高裁は6月、条件付きで同措置の執行を認める判断を下した。

最高裁が訴訟を棄却する場合、大統領令を無効とした下級裁判所の判決の扱いに関する別の問題が残る。

関連記事
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。
11月18日、アメリカとフィリピンは軍事情報共有協定を締結し、両国の防衛関係を強化して中国共産党の脅威に共同で […]
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選で中国と対戦。3-1で勝利したが、「アウ […]
中国サッカーが衰退する一因は、賭博を支配する官僚と警察の影響。胡力任氏によると、賭けが普及し、体制下での腐敗が進行中。