ラスベガス乱射、民主党は銃規制強化を要求 共和党は規制に沈黙

[ワシントン 2日 ロイター] – 米ラスベガスで1日に起きた銃乱射事件では死者が少なくとも59人に上り、米国史上最悪となったが、政治家の反応はこれまでの銃撃事件と変わっていない。民主党が銃規制の強化を訴える一方、共和党に規制強化を支持する動きは見られない。

共和党のライアン下院議長は2日、犠牲者を追悼し、祈りを捧げると表明。

共和党のマコネル上院院内総務は国を挙げた追悼を呼び掛けた。

これに対し、民主党からは祈るだけでは十分ではないとして、銃規制の強化を求める声が上がった。クリス・マーフィー上院議員は銃購入者の身元調査に関する新たな法案を提出する方針を表明。下院のペロシ院内総務は銃販売におけるチェックを強化する法案の可決を求めた。

ホワイトハウスのサンダース報道官は会見で、トランプ大統領が事件を受けて銃規制の強化を望む可能性はあるかと問われると「近日中に協議が可能な事柄だと考える」と回答。政権としては、今回のような事件の再発を止められない法律が作られることは望まないと述べた。

 10月2日、米ラスベガスで1日に起きた銃乱射事件では死者が少なくとも59人に上り、米国史上最悪となったが、政治家の反応はこれまでの銃撃事件と変わっていない。民主党が銃規制の強化を訴える一方、共和党に規制強化を支持する動きは見られない。写真は1日撮影(2017年 ロイター/STEVE MARCUS)

 10月2日、米ラスベガスで1日に起きた銃乱射事件では死者が少なくとも59人に上り、米国史上最悪となったが、政治家の反応はこれまでの銃撃事件と変わっていない。民主党が銃規制の強化を訴える一方、共和党に規制強化を支持する動きは見られない。写真は1日撮影(2017年 ロイター/STEVE MARCUS)
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