クォールズ氏のFRB副議長指名人事、承認に向け上院審議が前進
[ワシントン 4日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)の理事兼金融規制担当副議長に指名されているランダル・クォールズ氏について、米上院は4日、同氏の理事指名を巡る審議を制限するための動議を賛成多数で可決した。反対派は承認を遅らせることができなくなり、同氏の就任に向けて一歩、前進した。
採決は賛成62・反対33。トランプ大統領は経済成長の押し上げに向け規制緩和を進めようとしており、7月にクォールズ氏をFRBの理事兼金融規制担当副議長のポストに指名。同氏がFRB入りしたあと、上院はクォールズ氏を金融規制担当副議長に正式指名する見通し。
クォールズ氏は著名投資家。米財務省で要職を務めた経験がある。
FRBでは、金融規制の緩和に反対の立場をとるフィッシャー副議長が10月に退任する予定。アナリストは、クォールズ氏の就任により、規制緩和の動きが加速する可能性がある、との見方を示している。
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