チェコ下院選、ポピュリズム政党が躍進

[プラハ 21日 ロイター] – 21日開票されたチェコ下院選は、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党のANOが大勝した。

ANOのアンドレイ・バビシュ党首は富豪で、実業家としての実績と既成政党の打破を訴え、有権者の支持を集めた。米国のトランプ大統領にもなぞらえられる。

ANOはユーロに懐疑的な立場をとっており、難民の受け入れも拒否している。

ANOの得票率は29.6%。2位の政党の3倍近い票を集めた。

ただ、バビシュ党首は欧州連合(EU)の補助金をめぐる不正疑惑で捜査対象となっており、今後、連立協議の難航が予想される。

同党首は繰り返し疑惑を否定している。

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