アルゼンチン議会選、与党が勝利 前大統領への支持広がらず
[ブエノスアイレス 22日 ロイター] – 22日に投開票されたアルゼンチン議会選(中間選挙)では、マクリ大統領が率いる与党カンビエモスが勝利し、大統領の議会への影響力が強まる見通しとなった。一方、上院議員候補として出馬したフェルナンデス前大統領への支持は広がらなかった。
大統領在任中に社会保障政策で貧困層の支持を集めたフェルナンデス氏の政界復帰に産業界で懸念が高まる中、今回の選挙は、2019年の次期大統領選挙でマクリ氏が2期目続投を果たせるかどうかを占うレースとして注目されていた。
今回の議会選では、上院の3分の1と下院の半数が改選対象となった。
大票田のブエノスアイレス州では、開票率98%の時点で、上院の議席を巡り、マクリ大統領が支持するブルリッチ前教育相が得票率41.34%と、2位のフェルナンデス氏(37.27%)を上回った。ただ、フェルナンデス氏は得票率2位に入ったことで同州の上院3議席の1つを獲得する見通し。
与党カンビエモスは、ブエノスアイレス市やブエノスアイレス州、コルドバ州など人口の多い5選挙区すべてで勝利した。1985年以来、中間選挙で一つの政党が5区すべてを制したことはなかった。
カンビエモスは今回、議席を伸ばしたものの、引き続き過半数議席に届かない見通し。
一方、与党に議席を奪われた野党は大統領による拒否権行使を阻止するのに必要な全体の3分の2の議席を維持できなかった。
調査会社メドレー・グローバル・アドバイザーズのアナリストは選挙結果について「マクリ政権を大きく後押しする」と指摘した。
*内容を追加しました。
関連記事
2年前、全中国を席巻した「白紙運動(革命)」は中共執政以来数少ない抗議成功例となったが、今もなお大勢の若い抗議者が投獄され、あるいは行方不明になっている。
林芳正官房長官は26日の記者会見で、共同通信が生稲晃子外務政務官が参院議員就任後に靖国神社を参拝したとする記事を訂正したことに関し、「事実に基づかない報道がなされたことは極めて遺憾」と述べた。誤報は、日韓外交に影響を及ぼした可能性もある。
トランプ氏は、就任初日に合成麻薬「フェンタニル」の取引を巡る懸念を理由に中国からの輸入品に追加で10%の関税、不法移民問題をめぐりメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すと表明。
テキサス州アボット知事は、中国への新規投資を禁止し、既存の中国資産の売却を命令。米中関係の緊張が資本市場に波及し、中国株式市場は大幅下落を記録した。影響は他州にも
新たな大規模移民の波がグローバルに起きている。国民としての結束を弱め、各国が次第に自国のアイデンティティを喪失する可能性がある。