英除くEU加盟国代表、EU離脱後の英との関係巡る準備協議開始

[ブリュッセル 25日 ロイター] – 英国を除いた欧州連合(EU)加盟27カ国の代表は25日、EU離脱後の英政府との関係に関する準備協議を開始した。

協議に参加したEU当局者によると、加盟国の代表は12月のEU首脳会議に向けて、英国との将来の関係に関する指針の策定を目指し、1カ月にわたり会合を重ねる予定。11月20日のEU閣僚会議でもこの議題が話し合われる可能性があるという。

27カ国の代表が顔を合わせるのは、先週閉幕したEU首脳会議以来。首脳会議では、EU離脱条件を巡る英国との交渉が十分進展していないと判断し、離脱後の関係を話し合う「第2段階」の交渉に入らなかった。

同時にEU首脳は、12月の次回首脳会議までに交渉が十分進展した場合にすぐに第2段階の交渉に移れるよう、離脱後の「移行期間」の準備協議を始める方針を示していた。

当局者によると、12月の首脳会議で離脱条件の交渉が十分進展したとの結論に至る場合、準備協議でまとめた移行期間や将来の関係に関する指針が首脳会議で提示される見通しだという。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。