米上院議員、北朝鮮制裁強化法案に超党派で合意 委員会で審議へ

[ワシントン 1日 ロイター] – 米上院の共和・民主両党の議員は1日、北朝鮮制裁強化法案に超党派で合意し、上院銀行委員会が来週に同法案を審議すると明らかにした。

トランプ大統領は就任以来初のアジア歴訪を控えている。

北朝鮮で収監され、昏睡状態で解放された後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏の名前を取った同法案は、現行の制裁措置を強化するとともに、制裁に関する議会の監視を強化するもの。

同法では、米議会の決定や大統領令、国連安保理決議に基づき北朝鮮関連の制裁対象となった個人との取引が判明した中国系銀行など外国金融機関にも制裁を加える。

また、北朝鮮への制裁を解除あるいは停止する場合に大統領が議会委員会に通知する義務も盛り込まれる。

法案に合意したのは、上院銀行委員会のクラポ委員長(共和党)と 同委の民主党トップ、シェロッド・ブラウン議員、同委メンバーで共和党のパット・トゥーミー議員、民主党のクリス・バンホーレン議員。

クラポ委員長は文書で、危険行為を繰り返す北朝鮮の孤立に向けた制裁強化にあたり、「米国が主導権を握るときだ」と述べた。

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