韓国亡命時に銃撃受けた北朝鮮兵士は重体、国連軍が調査中
[ソウル 14日 ロイター] – 韓国政府と軍は14日、前日に韓国側に亡命した北朝鮮兵士について、北朝鮮側から受けた銃撃で負傷したため、体内から銃弾を取り除く手術を受け、重体に陥っていると発表した。
14日朝まで意識がなく、自力で呼吸できない状態だったが、命は助かる見通しだという。
韓国軍によると、亡命した兵士は南北軍事境界線に車で向かったが、途中で車が動かなくなっため、車から降り、北朝鮮側から銃撃を受けながら南側に逃走した。兵士に向かって40発あまり発砲されたという。
その後、兵士は軍事境界線の南側およそ50メートルの場所で、肩と肘を負傷した状態で発見され、韓国軍と米軍の兵士に救出された。
韓国軍は亡命した兵士の階級は低いとの見方を示した。
国連軍司令部も14日、亡命した兵士が軍事境界線を越えた際に複数の北朝鮮兵士から撃たれたとの分析を公表。北朝鮮の朝鮮人民軍に対し、負傷した兵士が手術を受けていると伝えたことを明らかにした。
国連軍はまた、今回の事案を調査していると発表した。
韓国軍によると、今回の亡命に関連して韓国軍と米軍に負傷者は出ていない。
*内容を追加しました。
関連記事
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。