英が提示したEU市民の在留資格に欠陥=欧州議会の離脱交渉官

[ブリュッセル 14日 ロイター] – 英国の欧州連合(EU)離脱を巡る欧州議会の交渉責任者を務めるフェルホフスタット議員(元ベルギー首相)は14日、メイ英首相がEU市民に提示した「在留資格」には欠陥があり、離脱後には権利が縮小されるとの見解を示した。

ロイターは、フェルホフスタット議員が英国のデービスEU離脱担当相に送付した書簡を確認した。これによると同議員は、EU市民の5人家族が英国で新しい資格を得るには360ポンド(472ドル)必要であり「低所得の家族にとっては非常に高額」だと述べた。

さらに「英国の提案に基づけば、EU市民は離脱の結果として立場が低下することに必ず気づくだろう。欧州議会の目的は常に、EU市民と、英国を除くEU27カ国在住の英市民が、違いを感じないようにすることだ」と表明した。

関連記事
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。