S&P、南ア現地通貨建て格付けを「ジャンク級」に引き下げ

[ヨハネスブルク 24日 ロイター] – S&Pグローバル・レーティングは24日、南アフリカの現地通貨建て債券格付けを「BBBマイナス」から投機的等級(ジャンク級)となる「BBプラス」に引き下げた。経済見通しと公的財政の一段の悪化を反映したとしている。

これを受け、南アフリカランドは対ドル<ZAR=D3>で14.1250ランドと、1.5%以上下落した。

S&Pは南アフリカの外貨建て債券の長期格付けも「BBプラス」から「BB」に引き下げた。

格付け見通しは現地通貨建て、外貨建てともに「安定的」。

このほか、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは南アフリカの格付け「Baa3」を引き下げ方向で見直すと発表した。

ムーディーズは南アフリカの経済、財政上の課題は予想より深刻である可能性があると指摘。短・中期的な政治的な優先事項を巡る先行き不透明性により、南アフリカに対する投資家の信頼感は2009年以来の低水準に落ち込んでいるとの見方を示した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

関連記事
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。