北朝鮮の弾道ミサイル、大気圏再突入技術は未確認=小野寺防衛相

[東京 29日 ロイター] – 小野寺五典防衛相は29日午前の閣議後会見で、同日未明に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、「距離からすると当然ICBM(大陸間弾道弾)の可能性ということになるが、(大気圏)再突入などの技術があって完成ということになる。私どもはそこは正確に把握していない」と語った。

北朝鮮は北海道上空を通過させた直近2回の手法を変え、今回は通常よりも高い角度で打ち、距離を抑える「ロフテッド軌道」で発射した。小野寺氏は「北海道上空を越えて発射すると、相当の飛距離が出ることが推定される。さまざまなことを勘案してロフテッドで試験をしたのだと思う」と述べ、通常の打ち方なら米国まで届いた可能性を示唆した。

(久保信博)

関連記事
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。